セイゴオちゃんねる

会社概要

  • 2011-現在
  • 2001-2010
  • 1991-2000
  • 1971-1990
YEAR
PROJECT

2010

クリエイティブ・ジャパン構想

経産省の進める「クールジャパン」有識者会議をきっかけに、松岡の「日本という方法」によって海外で日本のコンセプトを紹介するプロジェクトが始動。その第1弾として、日英二カ国語で日本の「マザーコード」を紹介するパンフレットを企画編集した。伝統的な日本のアイコンとともに現代の日本発信の文化などもふんだんに扱っている。

2011年11月に開催された同プロジェクトのイベント「クールジャパンTOKYO」で松岡が本パンフレットの紹介を兼ねた基調講演を行い、スピード感あふれる語りがインターネット配信され、ツイッターなどで大きな反響を呼んだ。


クリエイティブ・ジャパン構想パンフレット「面影日本」

2010

BOOKS SEIGOW

経産省による次世代のクリエイター育成を目的とする「コフェスタPAO」のために、松岡のエディトリアルワークを本人が解説する映像作品を制作。「遊」をはじめとして「アートジャパネスク」『情報の歴史』などの編集企画から、代表的な単著、さらに近年取り組んでいる「目次録」プロジェクトなどの研究開発まで、コンセプトや編集メソッドやアートディレクションのポイントがあますことなく語られている。

2010-2011

世界遺産~1万年の叙事詩

世界中で900を超える「世界遺産」のなかから選りすぐった東西の遺跡や文物を、文明の誕生と人類の歴史をたどる旅になぞらえて紹介するTV番組。松岡は解説者として出演するとともに、歴史の見方や遺跡の見どころについて監修的な立場でかかわった。2010~11年にかけて、全9回(1回90分)、NHK-BSで放映され講評を博した。


「世界遺産~1万年の叙事詩」(華恵氏)

2010-現在

目次録プロジェクト

古今東西の「知」を、松岡の編集的世界観にもとづいて階層構造をもつコード群に体系化し、それをもとに本の連想検索システムを開発するプロジェクト。おおもとは、1980年に「遊」に発表された「国家論インデックス」にある。当時、「生物」「追憶」「結界」契約」など全12のテーマによって体系化されていたコード群は、現在「物質」「環境」「心身」「技芸」などを加えて全20のテーマを有している。このコード群の編纂には、イシス編集学校の卒業生たちが「纏組」(まといぐみ)というプロジェクトチームを結成してボランタリーに参加している。2011年には検索システムの実験が終了し、現在、運用実用化とともに、コード群の出版化のプロジェクトが進められている。

2009-現在

ネットワン・エグゼクティブ・ネットワーキング・
ミーティング 縁座

ネットワンシステムズが主催する日本文化塾(前身はシスコシステムズ主催の「和座」)。ITネットワーク構築において草分け的な企業であるネットワンの「匠の精神」をふまえて、日本の歴史や文化の深層を学ぶ場として、松岡が総合監修している。年に二回、意外なゲストを迎えてトークや実演を行うとともに、松岡もみずから講義を受け持っている。
◆第1期(2009~)ゲスト:中谷厳、田中優子
◆第2期(2012~)ゲスト:松本健一、隈研吾、柳家花緑、安田登、
 エバレット・ブラウン、小堀宗実
◆第3期(2015~)ゲスト:大澤真幸、佐藤優、長谷川眞理子、
 今福龍太、角川歴彦、緒方慎一郎
◆第4期(2017~)ゲスト:荒俣宏、津田一郎、中田力、池上高志、
 挾土秀平、中田英寿ほか


ネットワン主催の日本文化塾「縁座」

2009-2011

ISIS本座

松岡および編集工学研究所が「共読」というコンセプトによって展開した、「本」の情報およびコミュニケーションのための実験サイト。利用者が自由に書棚をつくってWeb上で公開できる機能を携えた「BOU(房)」、浅葉克己氏の日記や井上鑑氏の音楽エッセイほかのコンテンツを展開する「REN(連)」の二つの機能をもち、2年間にわたって実験を展開した。

2009-2012

松丸本舗

松岡が企画・プロデュースした新書店空間。2009年10月23日、丸善丸の内本店内にオープンした。可変性の高いオリジナルの書架をらせん状にめぐらし、「千夜千冊全集」の構成にもとづいて類書を並べた「本殿」を中心に、故人の作家などの書棚を再現する「懐本」、著名人の書棚を紹介する「本家」、シーズンごとに特集テーマを展開する「本集」などのゾーンで構成。本のナビゲーターとしてブックショップエディターを養成し、クリスマスや年始に書店業界初の「福袋」を売り出すなど、新しい試みを次々と展開した。平均購入価格が最も高い書店として日本全国をはじめ、アジア圏でも知られるにいたった。

2010年には松丸本舗の書棚を細密な写真で紹介する『松岡正剛の書棚~松丸本舗の挑戦』(中央公論社)、また3年間の実験期間を終えた後に『松丸本舗主義』(青幻社)が刊行された。

松丸本舗「本殿」「本集」(撮影:中道淳)


左/松丸本舗エントランスと
「橋本」
下/松丸本舗の書架に直筆メ
ッセージを書き込む松岡

2008-2013

平城遷都1300年記念事業「弥勒プロジェクト」

2010年、平城遷都1300年を迎える奈良県の依頼で、日本と東アジアの歴史と未来を再編集する「弥勒プロジェクト」のマスタープランを作成、また「日本と東アジアの未来を考える委員会」幹事長として、委員会の運営とともに、「弥勒プロジェクト」の諸事業を展開。2011年以降もメディアづくりや各種フォーラム、セミナーを継続している。下記は本プロジェクトで松岡がかかわっている事業。
◆日本と東アジアの未来を考える委員会幹事長(08~11年)・企画委員長(12年)
◆平城遷都1300年記念祝典のための映像監修、「子ども宣言」編集(2010)
◆記念出版NARASIAシリーズ『日本と東アジアの潮流』『東アジア共同体?』(09~10年)編集
◆平城遷都1300年記念「平城京レポート」監修
◆NARASIA経済フォーラム(09~12年)モデレーター
◆NARASIAセミナー(09~12年)モデレーター
◆NARASIAグランドフォーラム(2010)、
 NARASIA2011「うた・こころ・ものがたり」企画構成・モデレーター
◆東アジアジャーナル「NARASIA Q」監修(2011~13)


上/NARASIA経済フォーラム(松岡・中谷厳・武藤敏郎・
小林陽太郎)
中/NARASIAグランドフォーラム(井上鑑ほかアーティスト
と少年少女合唱団によるフィナーレ)
下/NARASIA『日本と東アジアの潮流 これナラ本』

2008-2011

品組

松岡正剛の「日本という方法」に根ざして、アーティストや職人とのコラボレーションによって、「数寄」の逸品を開発。秋田の木工職人・高階隆志氏とともに「組子手文庫」、京都の印染職人・掛札英敬氏とともに「風呂敷 旬・色」を制作した。

2008-2011

ASIMO開発研究会

ホンダ技術研究所が進めているヒューマノイドロボット「ASIMO」の未来の価値創造のための研究会を監修。編集工学がカバーする多様な研究テーマを応用するとともに、イシス編集学校のプログラムを活用した「未来のものがたりづくり」も展開した。

2006

松岡正剛千夜千冊

2000年からWEBに発表し続けている「千夜千冊」が、大幅な加筆・修筆によって、総頁数10178、総重量13kgの7巻仕立ての全集になった(求龍堂)。2006年5月までに書かれた1144冊までが収録されている。装幀は福原義春氏、また各巻に十文字美信氏による巻頭写真「本貌」、各本に小池純代氏による「千夜短歌」が付されている。

松岡が構成にほぼ2年を費やした全7巻の部立は、第1巻「遠くからとどく声」、第2巻「猫と量子が見ている」第3巻「脳と心の編集学校」、第4巻「神の戦争・仏法の鬼」、第5巻「日本イデオロギーの森」、第6巻「茶碗とピアノと山水屏風」、第7巻「男と女の資本主義」となっている。また特別巻「書物たちの記譜」には、「ぼくの読書術」、年譜「松岡正剛二万二千夜譜」、人名・作品・キーワード索引を収録。

日本の出版文化史に残る偉業として、またWEBから生まれた全集書籍として、出版界・文化界・メディア界で反響を呼んだ。

2006

立正佼成会開祖記念館

立正佼成会開祖・庭野日敬の生誕100年を記念してつくられたミュージアム。松岡はマスタープランおよび総合プロデュースをつとめた。展示構成は丹青社。世界宗教者平和会議という偉業をなしとげた現代の宗教者のおいたちとその業績を、昭和史の変遷とともに紹介する。松岡は開館以降も、記念館の運営や企画展示への監修をつとめている。

2005-現在

企業塾とハイパーコーポレートユニバーシティ[AIDA]

「ISIS編集学校」とともに、そのコーチングメソッドを生かしたさまざまな企業塾、企業セミナーを展開。これまで千趣会・SONY・多摩大学ルネッサンスセンターなどで特別研修や講義を実施。積水化学住宅カンパニーでは全国支店の営業マンを対象としたネットの編集講座「セキスイすみか編集塾」を特別開講した。

これらの成果を集大成して編集工学研究所が主催しているのが、三菱商事・リクルートほか数社の精鋭を対象に開講している次世代リーダー養成塾「ハイパーコーポーレートユニバーシティ」である。「AIDA」をコンセプトに、今日の企業人に求められる「世界知」と、日本人に必要な「共同知」の「あいだ」を編集する方法を伝授する。内田繁氏、平尾誠二氏、川勝平太氏、安田登氏、前田日明氏、姜尚中氏、佐藤優氏など多彩なゲストを迎え、松岡正剛ならではの趣向を盛り込んだプログラムを展開している。

2005

舞踏家たちとの共演―「赤光」と「越境するダンス」

舞踏家・田中泯のソロ公演「赤光」のために、「書」を揮毫。畳1畳の大きさの石州和紙7枚に斎藤茂吉の歌をさまざまな書体で現した。新国立劇場での公演当日は、田中氏とともに、舞台で舞い踊る松岡の「書」が話題となった。

また同じく新国立劇場で、文化庁舞台芸術国際フェスティバル特別企画として、シンポジウム「越境するダンス」をモデレート。出演は舞踏家の天児牛夫・木佐貫邦子・勅使川原三郎と能楽師の梅若六郎・音楽家の高田みどり・空間演出家の毛利臣男。松岡の構成ならではの豪華の顔ぶれと、言葉と音のセッションによって満場を魅了した。

2004-2006

NIKIギャラリー「冊」と那須プロジェクト

「冊」は九段の三井パークマンションにつくられたブック&アートギャラリー。松岡の見立てによる日本文化の全集本や豆本コレクションとともに、現代工芸作家の作品を展示。オーナーは二期リゾート代表の北山ひとみ氏。内装・書架は建築家の内藤廣氏。

また同じく北山氏・内藤氏とともに、那須の二期倶楽部において、「松岡正剛の庵」をつくるプロジェクトが進んでいる。和泉正敏氏を起用し「立床石」「井筒石」、さらに世界にも類のない「七石舞台」を完成させ、オープニングイベントを近藤等則・土取利行・桃山晴衣・安田登氏らをゲストに開催。

上/NIKIギャラリー「冊」
下左/七石舞台[かがみ] 下右/立床石

2004-2006

図書街プロジェクト

Web上に古今東西の600万冊の書物を収蔵する[図書街]をつくるという壮大な松岡の構想にもとづき、情報通信研究機構の支援を得て、慶応大学・北海道大学・京都大学・編集工学研究所のコラボレーションによって、基盤技術のための研究開発および実験事業を実施した。今後の本格的な開発が待たれている。松岡正剛の編集的世界観を反映させた絶妙な書列と、連想的キーワードによる検索リンクなどによって、めくるめく知の世界旅行を可能にする、まさに21世紀型アレキサンドリア・プロジェクトである。


松岡の設計にもとづいて3D化した図書街

2004

マルチアーカイブビデオ「蘇える空海」

1984年に出版された松岡正剛の『空海の夢』と、密教21フォーラムと開発中の「空海デジタルアーカイブ」をベースにつくられたビデオソフト。松岡正剛の構成・語りと、数々の映像資料、デジタル図解によって、空海密教の全貌がわかりやすく解説される。

2003-2012

「連塾」と「連志連衆會」

松岡正剛の編集的世界観と「日本という方法」を、各界リーダーや次世代に伝承するためにスタートした特別塾。発起人は新宅正明氏(元日本オラクル代表)・黒澤保樹氏(元シスコシステムズ代表)・金子郁容氏(慶応大学)。運営母体として「連志連衆會」(一般社団法人)がつくられた(代表理事は福原義春氏)。演出家に藤本晴美氏を迎え、照明・音響・映像を駆使した1回7~8時間の空前絶後のライブトークとして実施。塾衆としてさまざまなアーティストや研究者も参加し、スタイルを変えながら第4期まで展開した。2012年5月に9年間の歴史を締めくくる圧巻のソロトーク「本の自叙伝」を行い、400人もの塾衆が詰めかけた。
◆第1期(03~05):全8回、のべ50時間におよぶ松岡のソロ講義。
 映像資料を駆使して日本文化にひそむ方法を多様に取り出した。全採録が『連塾 方法日本』(全3冊)として出版(春秋社)。
◆第2期「絆走祭」(06~07):毎回5~6人のゲストが登場し松岡と ともにトークやパフォーマンスを繰り広げた(ゲストは、小堀宗実・山口小夜子・十文字美信・柳家花緑・内藤廣・高橋睦郎・田中泯・森村泰昌・杉浦康平・内田繁・しりあがり寿・清水博・浅葉克己・植 田いつ子・井上鑑ほか)。
◆第3期「JAPAN DEEP」(08~09):3人のゲストを迎えて日本の諸相を深く鋭くえぐるディープな対話篇(ゲストは、岡野弘彦・押井守・井上ひさし・いとうせいこう・川崎和男・藤原新也・萩尾望都・松本健一・横尾忠則・勅使川原三郎・高山宏・川瀬敏郎)。
◆第4期「ブックパーティ・スパイラル」(10~12):「本」をテーマに毎回5~6人の読書の達人を迎えて実施(ゲストは、佐藤優・五木寛之・今福龍太・川上未映子・唐十郎・華恵・町田宗鳳ほか)

また2007年からは、「連志連衆會」会員のために「椿座」を開催。福原義春氏との対談形式で、日本文化の深層をさまざまな視点で読み解いた。

2003-2006

歴史教育ビデオ「高速歴史教室・XYZ日本史」
「熱血歴史塾・新代表的日本人」

松岡正剛の語りによる2つの歴史教育ビデオシリーズ。中学生を対象とする「高速歴史教室・XYZ日本史」は古代から現代までの歴史を扱う。各時代を象徴する3つのキーワードを軸にしながら、映像資料やCGがテンポよく展開する画期的エデュテイメント型ソフトとなっている。高校生以上を対象とする「熱血歴史塾・新代表的日本人」は明治維新以降の近代史を扱う。激動の時代を生き抜いた明治の日本人たちの葛藤と情熱を伝える松岡の構成と語り口は、教育ビデオの概念を覆すものとなっている。


高速歴史教室・XYZ日本史より

 
 

熱血歴史塾・新代表的日本人より

2003-2008

デジタルアーカイブ「岐阜窓庫」

岐阜県の歴史・文化・自然リソースを、豊富な画像とテキストによってインターネット上で紹介するアーカイブシステム。松岡正剛と編集工学研究所が蓄積してきた、編集・デザイン・デジタル技術を駆使して、ゲーム感覚で楽しめるまったく新しい地域アーカイブとなっている。

2006

「ZENetic Computer」

MITのコンピュータアーティスト土佐尚子氏と共同開発した、東洋思想と日本文化に根ざした新感覚のインタラクティブ・システム。3Dシステムの山水画の中を旅し、バーチャル禅問答を体験しながら、ユーザーが無意識世界を発見していくというもの。2003年にプロトタイプがMITで公開されるなり評判となった。2004年には、世界中のプロジェクトのなかから、「ZENetic Computer」がシーグラフのエマージングテクノロジー部門に選出された。

2001-2005

「六翔塾」

積水化学住宅カンパニーのトップ営業マン100人を対象として開催。松岡正剛の日本文化塾。これからの住宅メーカーに必要な、日本の歴史文化や風土に根ざした戦略づくりや人材育成を目的として実施。2002年の第2期は、さまざまな分野の達人や匠をゲストとして招き、実演や実技もまじえたスタイルで開催。2003年からの第3~5期は、編集ワークショップを取り入れた参加型スタイルで実施。

2000-2001
2001–2002

時塾
上方伝法塾「いろは日本」

「時塾」は各界の次世代リーダーを対象に、松岡正剛の編集知を学ぶことを目的として、「風土とミーム」「世界定め」「ボランタリズムの将来」「日本文化抄」「ラディカル・ノマドロジー」の全5回実施。「上方伝法塾」は、大阪で新しい日本流の経済文化を考えるという趣旨で「庭」「神」「歌」「間」「芸」「時」などのテーマで全10回開催。いずれも豊富な映像資料を駆使した4~5時間の濃密な講義。

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